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理念、運営方針

設立趣意書

  • 世界に類を見ない早さで少子高齢化が日本全国で進み、「団塊の世代」が全て75歳以上の後期高齢者となる2025年には、医療・介護の需要が大幅に増加することが見込まれている。
  • また、住み慣れた地域で安心して自分らしい暮らしが続けていけるよう、そうした住民ニーズにも対応した医療提供体制の構築が課題とされ、様々な取組が進められている。
  • こうした中、日光市内においても人口減少、少子高齢化は県全体を上回る早さで進み、広大な面積において、過疎や豪雪地帯の指定、公共交通空白地帯の存在など一部特殊な居住環境においても、広く地域の住民が必要とする医療の提供を継続的かつ安定的に行えるよう、地域が一体となって医療提供体制の維持、確保を進める必要がある。
  • 一方、市内医療機関においても人口減少、少子高齢化を背景とする医療需要の変化に対応することが求められているが、個別の医療機関だけでは対応しきれない「大きな波」が押し寄せている。
  • こうした状況を踏まえ、市内医療機関を中心として、平成30年1月から「新しい日光地域の医療提供体制構築」に向けた話し合いを進めてきた。
  • 急速な人口減少、少子高齢化においても、引き続き患者の状態に応じて必要かつ十分な医療が効率的に受けられるよう、市内8病院を中心として、連携の下に、これまでにはなかった各病院等による恒常的な協議の場の設定や病院等間での患者紹介、逆紹介などの取組を進めることを目的に、ここに「地域医療連携推進法人日光ヘルスケアネット」を設立し、将来にわたって安定的な医療提供体制の構築を目指すこととした。
 

理念

①急速に進む人口減少、少子高齢化の中においても、日光市内において継続的かつ安定的な医療提供が行われるよう地域医療機関が一体となって医療提供体制の維持・確保を図るとともに、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、医療に加え、介護・福祉の充実にも努めていく。
 
②また、地域医療構想の達成及び市内における地域包括ケアシステムの構築に資する役割を積極的に果たすよう努めていく。

運営方針

①参加医療機関が相互に医療機能の分担を図り、各種業務の連携を進めることにより、良質な医療を効率的かつ安定的に提供できる医療提供体制の構築を図る。
 
②日光市内の各地区において、住み慣れた地域で切れ目なく適切な医療・介護・福祉サービスが受けられるよう、急性期から回復期及び慢性期医療の提供に加え、在宅医療の充実に努めるとともに、
介護施設等との連携強化を図る。
 
③県西地域医療構想の達成に向けて、回復期病床の充実を図るなど病床種別の転換等を行うとともに、地域包括ケアシステムの構築に向けて、病病連携、病診連携、診診連携及び介護との連携の強化を図る。
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